会社の情報発信におすすめ…オウンドメディアのコツ

20140818

山形県酒田市のホームページ制作会社二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。

近年、優良な情報発信に積極的な企業が増えていることにお気づきでしょうか。レシピ集、生活の知恵、技術的なノウハウなど、その企業が得意とする分野で、役立つ情報を無料で発信しています。

このような情報発信の形式はオウンドメディアと呼ばれています。マスメディアでもなく、ソーシャルメディアでもなく、オウンド=「自分たちが所有する」メディアという意味です。

有名どころをいくつか紹介します。

実は、先日オウンドメディア用のシステム開発に携わりました。それがきっかけで、オウンドメディアについていろいろと考えたので、ブログにまとめてみました。

オウンドメディアが増えている理由

この手法が流行り出した理由はいくつか考えられますが、私は次の4点が大きい理由だと考えています。

  1. 情報の発信と蓄積が簡単になった
  2. 共有(シェア)されやすい
  3. 他メディアの弱点を補う
  4. マインドシェアがとれる

1.情報の発信と蓄積が簡単

ブラウザさえあれば手軽に情報更新できるシステムが普及したおかげで、ウェブデザインの専門知識がなくても、簡単に見た目の良い情報が掲載できるようになりました。情報さえ持っていれば、見やすい形ですぐに世の中に出せます。

システムの開発費も以前ならウン百万~というところでしたが、世界的に普及しているワードプレスというシステムを使えば、費用もかなり抑えられます。

蓄積された情報は長期的(存在さえすれば永遠に)に発信され続けます。一つの情報で一気に100人集める手法ではなく、100個の情報で1人ずつ合計100人集めるような手法がとれます。

2.共有(シェア)されやすい

オウンドメディアで発信される情報は宣伝ではなく有益な情報です。一般的な広告が自分たちの良い点や商品情報をアピールしていることに対し、オウンドメディアでは有益な情報を中心に提供しています。

お役立ち情報なので、フェイスブックやツイッターでシェアされて自分のタイムラインに飛び込んできたとしても、宣伝ほど不快にはなりません。役立つ情報は他の人にも教えてあげたいという欲求に訴えかけ、シェアの連鎖が起こるという特徴があります。

3.他メディアの弱点を補う

オウンドメディアの特徴は、マスメディアやソーシャルメディアの弱点を補ってくれます。

自己所有のメディアなので情報掲載料が不要ですし、誰かの都合で削除されることがありません。ソーシャルメディアと違い、個人が会社を辞めても発信した情報は会社に残ります。

4.マインドシェアがとれる

マインドシェアとは、見込み客となる個人が、何かあったときにそのお店・会社が思い浮かぶかどうか?心の中のシェアのことです。

ラーメンといえば○○屋、スポーツ店といえば○○スポーツ、自転車修理なら○○輪店と、「○○のことなら、○○で間違いない」と、すぐに浮かぶ存在になっているかどうかは、商品や価格で差別化が難しい時代には特に重要です。

オウンドメディアで特定の分野に特化した情報を出し続けることで、その分野のマインドシェアをとれます。

 

オウンドメディアのコツ

オウンドメディアを上手に運営するために最も大事なことは、役立つ情報を、継続して提供し続ける…ということです。専門的な情報がストックされていくことで、メディアとしての価値が上がるからです。

オウンドメディアのコツと思われるものを2つ挙げてみます。

専門的で信頼できる情報を、必要としている人に向けて提供する

まずは何よりも、自分たちが得意な分野の記事を提供することです。取扱業務のことであれば、自信をもって発信できますし、読む方も信頼して読んでくれます。

世の中の見込み客となる人がどんな情報を必要としているかを想像し、検索されそうで、読みたくなるようなタイトルをつけて記事を書きましょう。自分が出したい情報ではなく、ニーズがありそうな情報を提供することが大事です。

自分たちしか知り得ない情報を元にしたオリジナルの情報は、とても価値があります。

即効性はなくても良いと割り切って続けるが、惰性で続けてもダメ

オウンドメディアの構築に、あまり開発費はかかりませんが、手間(=人件費)はかなりかかります。情報の公開後、いつになれば効果が出るのか、効果が出たのか?その判断が難しい面もあります。根気が必要です。

さらに「業務として情報発信をしなさい」と言われると、どうしても、形だけの情報発信になりがちです。やっつけ作業になっては効果がありません。上司からの業務指示なので仕方なくやっている…という状況ですと、内容が伴わなくなりがちです。

発信された情報が読み手にとって役立つ情報なのか、客観的に判断できる責任者をしっかり決めて、発信した情報の質と反応はチェックしていく必要があります。

 

オウンドメディアはやったほうがいいのは誰?

一人で活動していたり、その人そのものが商品である場合には、ブログで自分を発信することで十分かもしれませんが、人に属した情報ではなく、組織に属した情報にしていくことで、組織全体の専門性をアピールできます。

では、オウンドメディアはやるべきなのか?どんな場合に有効なのか?をまとめます。

  • 専門知識や得意分野のある人が複数いる会社。それぞれの専門家が有益な情報を提供することで、組織全体を専門分野でブランディングできます。
  • メルマガ・ブログ・会報に使った情報をたくさんもっている場合。発信できるネタがたくさんあれば、それらの情報が再利用できます。
  • 商品・サービスだけでは違いの説明が難しい業種の場合。自分の技術や知識を公開していくことで、価格だけの違いを読み手に学んでもらえます。価格だけで選ばれない存在にしていけます。

 

自分も、自社のメルマガで配信したコンテンツをまとめ直して、オウンドメディアとしての体をなすように、書き直ししていかなければならないと思っています。週1配信のコンテンツが2年分ぐらいたまっているので有効活用です。

オウンドメディアをしっかりと構築して、その分野で最初に選ばれるような存在になって、他店・他社に差をつけてみませんか?

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