いすみ鉄道の社長さんの「文明と文化の違い」がわかりやすくてヒントになる

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こんにちは、山形県酒田市のホームページ制作会社
ニゴロデザインの高橋です。

ぼくの大好きないすみ鉄道の社長さんが、
ブログで次のようなことを言っていました。

例えば東京から大阪まで、2時間半で行くことは確かに大切なことかもしれません。でも、東京から函館まで4時間で行くことは必要でしょうか。
地面を這って走ることを専門とする事業者にとってみれば、時速300キロで突っ走り、海の底をもぐって行くことは、それはそれは素晴らしいことかもしれませんが、今の時代、そんなことは別に鉄道がやらなくたって、他の交通機関で十分なわけです。

鉄道は急がなくっていいんじゃない?

ていうことを、鉄道会社の社長さんが言うから面白いです。

急ぐビジネスマンは飛行機を使いますから、
たしかに全国の鉄道に当てはまっていきますよね。

鉄道が最新技術の粋を集めて、1分でも早く目的地に到着しようと、過去140年間やってきましたが、私はコレは「文明」だと思います。

ふむふむ。

では、鉄道が速度を追い求めるのをやめて、ゆっくり走ることを始めたらどうなるでしょうか。
100キロで突っ走っている特急列車が、半分の50キロぐらいで走るのです。
そうすると駅弁だってゆったり食べられますし、景色だって違って見える。
連続する急カーブを車体を右に左に傾けて、乗っているお客さんが目を回すような走り方をしたって、所詮高速道路や飛行機にはかなわないとすれば、いっそ、思い切って、速く走ることをあきらめて、のんびりしてみるのも一つの方法かもしれません。

速く走るのをあきらめる・・・とか、面白いですよ。

そして、いすみ鉄道の鳥塚社長は、こう言います。

そして、私は、鉄道が速く走るのをやめて、ゆっくり走ることを始めるとすれば、それは「文化」になると思うのです。

なるほどですね。

速度を上げて目的地までの時間を短縮することと、
人が心で感じる豊さには、異なる価値があって、
その違いこそ、文明と文化なんです。

いすみ鉄道を観光鉄道として文化にした人は、
先見の明があったってことです。

文明と文化の違い

わかりやすく抜粋すると、

「所要時間が3時間を切り、2時間58分になりました。」
これはわかりやすいです。はっきりしています。
誰にでも理解できます。

この、誰でも理解できるのが文明で、

でも、「ゆっくり走ると景色も違って見えますよ。」と、まあ、こんなことを申し上げても、「お前何言ってるんだ?」という人が多いと思います。
なぜならば、「文化」というのは、わかる人にはわかりますが、わからない人にはわからないものだからです。

こちらの、わかる人にしかわからないのが文化です。

これって、今のいろんな商売にも言えることで、
スペックは誰でも理解できるんですよ。

でも、そうじゃない何かに価値を感じてもらえるか、
それを磨いていかないいけないんですよね。

スピードを追求するのをやめて、逆にスピードを落とすことで、
新しい価値を作っていくという発想・・

商売のヒントになると思いませんか?

 

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すごく面白いので、全文読みたい方はこちらをどうぞ。

文明と文化 | いすみ鉄道 社長ブログ

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