こんにちは、山形県酒田市のホームページ制作会社
ニゴロデザインの高橋です。
昔、勤めていた会社で上司に言われ、
今でもしっかりと覚えている一言があります。
とある新規大型ゲーム施設の仕事がうまくいかなくて、
オープンしてからもトラブルが収まらず、
営業中にバックヤードでスタンバイしている状態でした。
何かあったとき、すぐに対応できるようにです。
でも、その開発現場の雰囲気はとっても楽しくて、
他社のスタッフと話したりするのも新鮮で、
そのトラブルを解決することは二の次になっていました。
そんなとき、差し入れを持った上司がやってきて、
トラブルの解決方法について意見を求められました。
そこで、あいまいな答えしかできなかったぼくに、
「高橋、おまえプロだろ、そんなんでいいの?」
と半分あきれながら言いました。
その会社に入って5年目ぐらいのことだったので、
なんだか自分でも情けなくなり、
「プロっていったい何なのか?」
って考えてみたんですよね。
プロっていうのは、その仕事を頼んでくれた人に、
まともなものを提供するのが役割です。
お金がかかっても、その道のプロに頼むのは、
自分でやるよりもプロに任せたほうが、
圧倒的に良い結果になりそうだからです。
「その仕事でメシを食っているからプロ・・・」
っていうのは、プロとして何かを提供して、
お金を得られるようになった結果にすぎません。
その大型ゲーム施設では、
人がいなくても動くゲームが求められているのに、
それが実現されていませんでした。
なので、そこに真剣に取り組めていないぼくは、
プロ失格ってやつでしたね。
けっこうショックで反省しつつ、
その後、その会社を辞めるきっかけにもなりました。
今でも、ぼくの性格のだらしない部分と、
プロとはこうあるべき・・・という間で悩むことも多いです。
「今の立場って、果たしてぼくが望んでいることなのか?」
「メシが食えているから、やっているだけなんじゃないのか?」
「もっと好きなことをやるべきなんじゃないか?」
『?』ばっかりで、自問自答していますが、
そんなことをしていても時間ばかりすぎていきます。
プロに頼んでいる、と相手が思っている以上、
こちらは期待どおりのもの、期待以上のものを出せるように、
頭と時間を提供していこうと決めています。