こんにちは、山形県酒田市のホームページ制作会社
ニゴロデザインの高橋です。
昔、勤めていた会社で上司に言われ、
今でもしっかりと覚えている一言があります。
とある新規大型ゲーム施設の仕事がうまくいかなくて、
オープンしてからもトラブルが収まらず、
営業中にバックヤードでスタンバイしている状態でした。
何かあったとき、すぐに対応できるようにです。
でも、その開発現場の雰囲気はとっても楽しくて、
他社のスタッフと話したりするのも新鮮で、
そのトラブルを解決することは二の次になっていました。
そんなとき、差し入れを持った上司がやってきて、
トラブルの解決方法について意見を求められました。
そこで、あいまいな答えしかできなかったぼくに、
「高橋、おまえプロだろ、そんなんでいいの?」
と半分あきれながら言いました。
その会社に入って5年目ぐらいのことだったので、
なんだか自分でも情けなくなり、
「プロっていったい何なのか?」
って考えてみたんですよね。
![20160606_4](http://25log.net/wp-content/uploads/2016/06/20160606_4.jpg)
プロっていうのは、その仕事を頼んでくれた人に、
まともなものを提供するのが役割です。
お金がかかっても、その道のプロに頼むのは、
自分でやるよりもプロに任せたほうが、
圧倒的に良い結果になりそうだからです。
「その仕事でメシを食っているからプロ・・・」
っていうのは、プロとして何かを提供して、
お金を得られるようになった結果にすぎません。
その大型ゲーム施設では、
人がいなくても動くゲームが求められているのに、
それが実現されていませんでした。
なので、そこに真剣に取り組めていないぼくは、
プロ失格ってやつでしたね。
けっこうショックで反省しつつ、
その後、その会社を辞めるきっかけにもなりました。
今でも、ぼくの性格のだらしない部分と、
プロとはこうあるべき・・・という間で悩むことも多いです。
「今の立場って、果たしてぼくが望んでいることなのか?」
「メシが食えているから、やっているだけなんじゃないのか?」
「もっと好きなことをやるべきなんじゃないか?」
『?』ばっかりで、自問自答していますが、
そんなことをしていても時間ばかりすぎていきます。
プロに頼んでいる、と相手が思っている以上、
こちらは期待どおりのもの、期待以上のものを出せるように、
頭と時間を提供していこうと決めています。