こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
今日は酒田市内高校の1年生が、仕事の話を聞きにくる週でした。
14時開始の予定でしたが、10分ぐらい前に玄関で声がする…ということでスタッフが見に行ったところ、すでにみなさんそろっていたので、早めに入っていただきました。
お互いの自己紹介をして、予定より早めに「職業インタビュー」を開始しました。
職業インタビュー
要項によれば、「自分の希望する職業や、興味のある職業についての話を聞き、希望進路実現に向けての道すじを明確にする」「将来の職業を意識して、目標とする大学(短大・専門学校)・学部・学科を定め、学習に対する意欲の向上を図る」のが目的とあります。
ロングホームルームの時間で、職場で話を聞いてまとめるのが、夏休みの課題の一つのようです。
今回来社してくれたのは、服飾デザイン、CG、イラストに興味がある4人でした。
こちらからは、高橋(プログラム、デザイン)、小野(企画、ウェブデザイン)、青塚(デザイン)の3人が参加です。
みんな緊張している様子が伝わってきたのですが、実はこちらの3人もかなり緊張してたんですよね。
※ブログに載せる写真を撮ろうと思っていましたが、緊張していて忘れました。
質問された内容
各自があらかじめ考えてきた質問について、その場で答える、という形式で進みました。
どんな質問があったかというと…
必要な資格はありますか?
高橋「この仕事は、資格とかなくてもやれるので、やりたいと思えば誰でもやれる仕事です。別の仕事をしながら、デザインなどをやっている人もいます」
と答えました。
デザインやプログラムの場合、これがないと仕事に就けない!というものは、まずありません。もちろん自分のセンスを磨いたり、確かめるための検定などはありますが、無くてもOKです。
「面白いからやる気が出る」とか「大変だけど好きだから苦しくない」というのって、けっこう大事だと思います。
大変なことは何ですか?
青塚「仕事には締め切りがあるのですが、その締め切りを守ることです」
小野「自分たちがいいと思っても、お金を払うお客さんがいいと思うことは、必ずしも同じではないので、相手が求めているものを考えて作ることが大変です(おもしろいところでもある)」
期日をしっかり守る青塚と、お客さんと接する機会が多い小野らしい回答だったと思います。
心がけていることは何ですか?
高橋「お客さん(メーカー)と社内スタッフなどを、みんなでいい雰囲気で制作の仕事ができるようにしています」
現場では、お客さんと制作スタッフの間に入ることが多いので、お互いの意見のぶつかり合いもありますし、時間のゆるすかぎりこだわりたい部分もあるし、前向きにもの作りできる環境や雰囲気を作ることが大切だと考えています。
いいデザインが思い浮かばないときはどうするんですか?
青塚「気分転換したりします、散歩したり…」
小野「別の仕事をやったり、インターネットでいろんなものを見て情報をインプットします。そうすると、自然と考えがまとまったりします」
普段の仕事で、多くの情報を調べながら制作しているのを見ているので、言っていることは間違いないと思います。
どんな人がこの仕事には向いていますか?
小野「職場でも制作の仕事をして、家に帰っても趣味で制作をやっているような人は、向いていると思います」
ものづくり全般に言えますが、「やらされている感」をあまり感じないでやれることは、それ自体がとても強みだと思います。
まとめ
トータルで1時間ちょっとでした。4人とも、それぞれ部活はデザインとは違ったことをやっているようで、元気いっぱいです。
今回は高校1年生ということで、ちょっと前までは中学生だったわけです。
まだ仕事に対する考え方などを具体的に理解するのは、難しいことだと思います。自分が高校1年のころを思い出すと、なおさら。
でも、こういう時間を設けないと、初対面の大人と仕事の話をするという機会なんて、そうそう無いと思うので、とてもいいことなんじゃないかな?と思います。
また、若い人たちが、自分たちの仕事の分野に興味を持ってくれることもうれしかったですし、ほんのちょっとでも、何かためになればいいなあと思います。