こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、
ニゴロデザインの高橋です。
数年前、遊佐町で開催されていた
農業の6次産業化のセミナーに出ていたときのこと。
そのコンサルの方が
多くの農家が抱える問題として
次のようなことを言っていました。
「農家が作った作物をJAに出荷するだけでは、
自分が食っていくだけで精一杯
再生産にお金を回せないから、
苦しい農家が多い」
- 価格を農家側が決められないこと
- 品質の基準を買い手側が決めること
- 自分たちで販路を持っていないこと
主導権が農家側にないのが
苦しい原因ということでした。
そのコンサルの方がすすめる解決法は、
次のようなこと。
「規格外野菜を有効利用して
加工品にして付加価値をつけ、
野菜をただ出荷するようりも
高く売れるようにする」
そして、再生産にお金を回せるようにする…
ということでした。
実際に全国で結果を出しているので
説得力があります。
鳥巣さんのブログ
「全国の加工特産品の開発や販売の活動の公開」
「再生産にお金を回せるようにすること」は、
コンピューターを使った開発の仕事にも言えます。
開発したものを納品して、
売り上げた分で費用や報酬を支払います。
その上で、お金が残るのか?と言われれば、
なかなか難しいんです。
ヒット商品に関わる仕事をしていないと、
お金が余るような仕事はそうそうありません。
ひとつの仕事が終われば、空き時間を作らないように、
すぐに次の仕事に向かう必要があります。
一度、空白の時間ができてしまうと、
それを挽回する売上を作るために、
開発スタッフに大きい負荷がかかってしまいますから。
これでは開発スタッフがもたない…。
大事なことは、
自分たちで性能や価格を決められる
商品作りをすること。
価格と納期をお客さんに指定されるのではなく、
「こんな性能のものを」
「何時まで」
「いくらで」
これらを自分たちで決定できるようにすること。
そして、作ったものを買っていただく。
理想だけど、現実は難しいでしょ?
と思う人も多いと思います。
でも、
忙しいときに時間を作ってあげて
新しい商品開発の種をまけるようにすることが、
自分の役割だと思っています。