こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
ここ数年、ショールーミングというキーワードが実店舗を持っている社長さんから聞くことが多いです。
ショールーミングとは、実店舗で商品を見たり、触ったり、使い心地を試したり、店員さんに話を聞いたりして、実際に買うのはネットから…という消費者の行動のことです。
自分がお店をやっている立場からみれば、たまったものではありません。家賃・人件費・実際の商品など、お店にかかるコスト部分だけ利用され、売上はゼロですから。
クルマをお店の駐車場に停めて来店→商品を確認→お店の人にアドバイスを受ける→店を出る→駐車場でスマホで注文
こんなことができてしまいます。
道徳的にいいのか?と聞かれれば、よくないのかもしれませんが、「安いほうで買う」というのは消費者の自由ですし、どんどんスマホで買い物がしやすくなっているので、ショールーミングはもっと加速しそうです。
手間がサービスになりそうなこと
ネットが手間を最大限に省いているのなら、リアルでは手間のかかることが価値なので、次のような行動ができるかもしれません。
購入者に向けた限定サービスで、
- LINE や facebook で個別アドバイスが受けられる
- LINE や fecebook でグループに参加
- 楽しいイベントへ招待
- ためになる勉強会の参加が無料
- 通常は有料な修理が無料対応
- 保証期間延長
- 定期的な小冊子を郵送
など、その道の専門家や、その地域でその業界でがんばっている人ならできることです。
ネットで同じような商品が買える場合を扱っているお店の場合は、サポートも含めて「トータルでは割安」と思ってもらえるような活動が必要なんだと思います。
時代が変わりつづける、しかも速い
ほんの2~3年前なら、
「うちの商品は来店して買ってもらうしかないから、ネットで売ることができればいいんだけどね」
という弱点に感じていたことが、
「お店に来なければ買えないから、来店してくださいね!」
と、逆に強みにすることができるわけで、時代の変化を感じます。
スマホが普及したおかげで、ショールーミングが加速しているのなら、スマホの普及で、とにかくコミュニケーションがとりやすくなっているので、それを商売に活用できるはずです。
自分たちも顧客サポートに力を入れているので、他の商売をされている方と意見交換してみたいです。