こんにちは、山形県酒田市のホームページ制作会社ニゴロデザインの高橋です。
今日のスケジュールを見たら、『画像変換作業のスクリプト調査』という予定が入っていました。
これは簡単にいうと、『写真加工の自動化できるかを調べる』というものです。
デザインスタッフの定期的な業務のひとつに、たくさんの画像をひとまとめにする作業があります。
Photoshopという写真加工ソフトを使って行うんですが、わりと単純な作業です。
あまりクリエイティブな作業じゃないので、もっと効率よくできないかな~?と、前々から思っていました。
実はPhotoshopにはアクション機能という、作業を自動化させる機能があり、これを使うとかなり効率化が図れます。
当初、この仕事を相談されたとき、オール手作業だと1つの画像加工に15~30分かかっていましたが、Photoshopのアクション機能を使うことで、1つの画像加工が10~15分に短縮できました。
30~50%のスピードアップ。
まずは、そのやり方でスタートしました。
ところが、1年間やって売上と作業時間を検証したところ、料金的にも合う・合わないの境目ぐらいでした。
あまり良い状態とはいえません。
それともう一つ。
スタッフが単純な作業をしなければならないこともちょっともったいなく思っていました。
同じ時間で別のスキルを身につけられる仕事をすれば、そのスタッフはもっと成長できたはずですから。
というわけで、もっと効率よくすることができないかな?とネットで調べたところ、スクリプト機能という別の自動化機能があるようです。
これまで使ってきたアクション機能は、Photoshopが内部的に自動処理をしてくれる機能です。
それに対し、スクリプト機能は、Photoshopに外部から命令をするような機能です。
なので、アクション機能よりも自由度が高く、できることが幅広くて融通がきくんです。
その代わり、プログラムとPhotoshopの両方の知識が必要。夕方から試行錯誤しながら調査し、気づいたら翌朝5時でした。
そして、なんとかできました。
複数のファイルを読み込んで、大きさを調整し、別の画像に配置して、指定の名前で保存する…
このような作業の全自動処理です。
1つの画像加工の時間を計測してみると、なんと1分30秒!
元々15~30分かかるものが、2分以内で終わる計算です。
Photoshopのスクリプト万歳♪たぶんスタッフも単純作業が減り、喜んでくれるでしょう・・・
経営的にもかなりよろしい出来事でした。
ちなみに、スクリプトの参考になるサイトはこちらです。
ものすごく役に立ちました、ありがとうございました~。