2012年ももうすぐ終わりですね。クリスマス寒波(って言葉あるのかな?)もきてるみたいです。
先週、近所のレストランにてニゴロデザインの忘年会を行いました。
現在のスタッフ、退職したスタッフ、株主になってもらってる友達にも出席してもらいました。普段は、この顔ぶれで集まることはないので、珍しいメンバーになりました。
以前から、忘年会でやりたかったことがあります。
知り合いのお店では、会社主催の食事会の際、現在の状況や今後の見通しなどの話を(30分ぐらい)してから、乾杯すると聞いていたので、ニゴロデザインでもとりいれたいなと。
忙しいママさんもいるので、乾杯して前菜が出た後、食べながら15分ほど資料をみながら説明しました。
ニゴロデザインの、過去5年の売上・経費・利益損失の推移をグラフをまとめ、主要事業の現状と今後の見通しを補足する形で進めます。(ニゴロデザインは2012年12月現在6年目)
今回の話のポイント
資料を見ながら話したことは、下の3つになります。それぞれが密接に関係しています。
売上、経費、利益・損失の推移グラフから
最初の4年はずっと赤字(特に2年目は悲惨)で、ようやく5年目にして単年度黒字になりました。会社を始めると、3年目で単年度黒字になるのが一般的らしいので、自分の経営能力というのは今ひとつということです。
応援してもらっている金融機関の方々には本当に感謝です。金融機関の皆さんがいなければ、どこかでつぶれていたかもしれません。いくら仕事があっても、契約が延期、納期がずれた…など、内外の要因で資金繰りはすぐに悪化しますから。
人件費について
ソフト開発やウェブ制作など、コンピューターを使ったものづくり、というのは大半が人件費になります。
昨年の単年度黒字化ですが、スタッフの給与総額は上がっていますので、給与を減らして利益を作ったわけではありません。
これまで外注さんしかできなかったことが社内でできるようになったり、新しいソフトを開発することで効率化されたりと、小さな成長の結果です。
とくに外注さんに依頼すると、社内でやるより2~3倍のお金が必要ですので、社内スタッフの成長はとてもありがたいことです。これで外注さんには、もっと別のことをお願いできます。
これからは、さらに仕事の量を増やして給与総額を上げられるようにし、次に仕事の質(密度)を上げて単価上昇につなげていけるよう、スタッフと考えていきたいと思います。
※当然、役員報酬はここ数年減っています。
大きい仕事と小さい仕事
会社の売上を1~2社に依存すると、その仕事がなくなったときのダメージが大きすぎます。あっという間に経営が傾きます。
半年以上かかるような開発案件は、ここ数年は減らしており、
- 1,000万円/年 の取引先 1社
という考えから、
- 100万円/年 の取引先 10社
さらに、
- 10万円/年 の取引先 100社
というタイプの売上が作れるよう切り替え中です。
一般管理費を考えると、取引先は少ないほうが効率的ですが、小さくても毎月コツコツと積み上げられる売上が、会社の経営にどれだけプラスになっているかを、数字で説明しました。
そして、スタッフの貢献度の判断は、その時々で関わっている仕事の大小(=売上の大小)ではなく、会社の方針に当てはめて、長い目でみているということ。
さらに、それぞれのスタッフが会社に貢献できている、ということを伝えました。
大騒ぎすることもなく、酔っぱらいすぎることもなく、ニゴロデザインぽい忘年会になりました。