二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
この間、会社で雑談していたとき、スタッフが数年前のことを話してくれました。
4年ほど前、スタッフと一緒に、ある会合に出たときのことです。
私(高橋)のことを、知人がその知人にに紹介するときに、
「高橋君は、種をまくのがすきだから、儲からなさそうなことでも頼めばいろいろ安くやってくれるよ」
と説明して紹介してくれたのでした。
当時、スタッフが横で聞いていて「ウチってそんな会社なんだ」と印象に残っていたのだそうです。
私を紹介する文章として、間違ってはいません。
プログラムを作って、喜んでもらえることが、自分の喜びでしたから。
でも、儲からなくてもいいと思っていたわけではないのです。
「種をまくのは手伝うので、育てるのはお任せします。そして収穫したらいくらか下さい」
という気持ちだったんです。フリーの頃から、そんな考え方でずっとやってきたと思います。
種をまく仕事は楽しいですし、いろんな仕事に関われます。そして、長期間拘束されることもありません。
将来的に育った仕事でお金になったらいいな~と考えていました。
ところが、会社を始めてしばらくして経営が大変でピンチになるたびに、
「あの時まいた種はどうなったんだろう…」
と、まいた種を振り返ってみてみても、ほとんど何も育ってないんですね。
手間と時間を使って制作したのに、経験以外、何も残っていないんです。
これでは経営はうまくいきません。
やはり、ビジネスの種をまいたら、育てる人が強い気持ちで面倒をみていかないと、なかなか立派に育たないものです。
種をまくのも大変だけど、育てるのもかなり大変。(そっちのほうが大変でしょう)
種をまいた時の気持ちを維持してこそ、芽が出て育ち、実を結ぶ可能性があるなあと。
「なるべく、自分で種をまいたら、自分で育てよう」
会社を始め、何度かピンチになって、フリーの頃から考えが変わった部分です。