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こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、
ニゴロデザインの高橋です。
数年前、遊佐町で開催されていた
農業の6次産業化のセミナーに出ていたときのこと。
そのコンサルの方が
多くの農家が抱える問題として
次のようなことを言っていました。
「農家が作った作物をJAに出荷するだけでは、
自分が食っていくだけで精一杯
再生産にお金を回せないから、
苦しい農家が多い」
- 価格を農家側が決められないこと
- 品質の基準を買い手側が決めること
- 自分たちで販路を持っていないこと
主導権が農家側にないのが
苦しい原因ということでした。
そのコンサルの方がすすめる解決法は、
次のようなこと。
「規格外野菜を有効利用して
加工品にして付加価値をつけ、
野菜をただ出荷するようりも
高く売れるようにする」
そして、再生産にお金を回せるようにする…
ということでした。
実際に全国で結果を出しているので
説得力があります。
鳥巣さんのブログ
「全国の加工特産品の開発や販売の活動の公開」
![20141106_1](http://25log.net/wp-content/uploads/2014/11/20141106_1.png)
「再生産にお金を回せるようにすること」は、
コンピューターを使った開発の仕事にも言えます。
開発したものを納品して、
売り上げた分で費用や報酬を支払います。
その上で、お金が残るのか?と言われれば、
なかなか難しいんです。
ヒット商品に関わる仕事をしていないと、
お金が余るような仕事はそうそうありません。
ひとつの仕事が終われば、空き時間を作らないように、
すぐに次の仕事に向かう必要があります。
一度、空白の時間ができてしまうと、
それを挽回する売上を作るために、
開発スタッフに大きい負荷がかかってしまいますから。
これでは開発スタッフがもたない…。
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大事なことは、
自分たちで性能や価格を決められる
商品作りをすること。
価格と納期をお客さんに指定されるのではなく、
「こんな性能のものを」
「何時まで」
「いくらで」
これらを自分たちで決定できるようにすること。
そして、作ったものを買っていただく。
理想だけど、現実は難しいでしょ?
と思う人も多いと思います。
でも、
忙しいときに時間を作ってあげて
新しい商品開発の種をまけるようにすることが、
自分の役割だと思っています。