他人事ではないカバチタレ!の世界

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こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。

最近、引っ越しの整理中に出てきたのをきっかけに、マンガの「カバチタレ!」を読み返しています。

カバチタレは、行政書士事務所の主人公が遭遇する相談(トラブル)を、法をうまく活用して切り抜けていく…というものです。舞台は広島。

相続や離婚など個人の相談が半分、経営(中小・零細)に関する相談が半分ぐらいの割合の構成です。

どちらも面白いのですが、

  • 自分の会社にいた人間が、恨みで同業種で独立、価格競争を仕掛けられ、経営がどんどんピンチに。借金の返済に追い詰められ自殺未遂する花屋の話
  • 売上がないのにお客さんに周年企画で3日間ただで飲食させると言い、「どこにそんな金あるの?」と、妻と大喧嘩になる喫茶店の話
  • 経営者の一方的な俺ルールで、パートの残業カットや、給与2分の1カットなどをやって、労働基準監督署に臨検され、最終的には倒産まで追い込まれるスーパーの話

こんな感じの、経営者にふりかかるトラブルの話のほうが、自分にとって興味深く読めます。

出てくるキャラクターは、個性的・強烈で、「こんなやつ、そうそういないでしょ」という人物が多いのですが、今を必至で生きるためにお金が必要で、お人よしなだけではダメという描かれ方をしています。

20130816_1こんな場面、多いです

資金繰り

カバチタレ!では、月末なんかのタイミングでお金が無い…というシーンが多く出てきます。

同じように、会社をやってみると、なにより資金繰りが大事だということを思い知らされます。

仕事を発生させ、制作・納品し、何十日後かに入金してもらう。その入金からスタッフへの給与や、外注さんへの支払い、仕入先(うちはほとんどないですが)への支払い、家賃などの経費、融資(されているのがあれば)の返済、役員報酬などに振り分けられます。

入金が予定どおりあればいいですが、なんらかの手違いで入金が遅れたりすれば、青ざめます。入金は相手次第なので、「いいお客さんと付き合っているから大丈夫」「入金はあって当たり前」という考えではだめなんですよね。

もともと、自分が好きなプログラムをやるために独立したようなものなのですが、お金の心配は常にあり、好きなことだけやるのは難しいものだな、といつも思います。

カバチタレ!その後

「カバチタレ!」は、その後「特上カバチ!!」とタイトルが変わり、現在は「カバチ!!!」というタイトルになって連載されているようです。

こちらも買って読みたいなあ。

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