市内の会社さんと2011年2月から共同で進めていたシステムが形になり、今ようやく世の中に出るようになってきました。
営業をされている方から、「○○様の導入が決定しました!」という話をきくたびに、うれしくなります。
この案件はレベニューシェア(=成功報酬型)のプロジェクトなので、なおさらです。
成功報酬型なので、売れなければ、あまりお金にならず、売れれば、それだけお金が入ります。
レベニューシェアのメリット・デメリット
開発費は一切もらってないわけではないですが、通常の委託開発の場合の1/15程度の金額で開発しました。
依頼側「開発費を減らせる」
開発側「売れれば儲かる」
これが一番のメリットだと思います。
依頼側の予算が少なくても、システムができあがるわけですし、お金があまりかからなければ、意志決定が早くなります。
開発側は、売れるほどに売上が上がります。モチベーションにもつながります。
デメリットは、次のような感じですかね。
依頼側は、開発側に対し「これだけのお金を払ったのだから、この要件を満たしたものを納品してください」という立場はとりにくく、開発側と調整しながら、機能の量・質と売り出すタイミングとのバランスをとらないといけません。
開発側は、売れなければ開発にかけた費用が回収できませんから、失敗したら経営に大きなダメージを与えます。
信頼できる相手と運命共同体になれるかどうか
レベニューシェアは、そのプロジェクトに関わる全員がリスクをとって、成功に向かって本気で動けるかどうかがポイントです。
失敗したら、みんな痛い。成功したら、みんなうれしい。
そう思える関係作りが、プロジェクトの普段の人付き合いにも求められます。
売上がなかなか読めないので、万人におすすめできる契約形態ではありませんが、私が経営をしながらプログラムを組むことで、開発にかかる経費は一定になります。体力的にはキツイですが、技術者が会社を立ち上げるメリットは、こういうところで出していけると考えています。
正直なところ、ニゴロデザインは営業活動が弱いです。
ですので、営業が強いところと組ませてもらうことで、世の中にニゴロデザインで開発させてもらった商品やサービスを広げやすくなります。
今後もお互いの得意分野を生かしたレベニューシェアプロジェクトを増やしていきたいと思っています。
[…] 以前のブログに書きましたが、一昨年から地元のベンチャー企業の社長さんと取り組んでいるプロジェクトがあります。 […]