こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
ブログで、自分にとってかなりありがたい記事がありました。
こちらのブログを書いている方は、プログラムもバリバリ作る社長です。私が勝手に尊敬している小俣さんという方です。
他人に仕事を振り分けたときに、それを「手伝ってもらう」のか「やり遂げてもらう」のか、お互い認識を合わせておかないと、後になって残念な結果になる…というようなことが学べました。
例えば、仕事の指示を出す側の人であれば、次のような経験があるかもしれません。
仕事を「任せた」つもりが「手伝い感覚」で仕事が進められてしまった場合
仕事を渡して、数日後に仕事の状況を確認したところ、
「え、ここまでしかやってないの?もっとやって欲しかったのに…」
「このクオリティじゃ、このままお客さんには納品できないな…」
といったことがあります。
これは、「相手に質の部分まで任せたつもりだったのに、相手はそこまでの意識はなかった」ということです。
その場合、もう一度指示を出し直すことになったり、指示を出した側が最終的な質を上げたりと、手間がかかります。
それだったら、最初から自分でやっていたよ…となってしまいます。
反対に、こんなこともあります。
仕事を「ちょっと頼んだ」つもりが「気を利かせて」仕事が進められた場合
頼んだ仕事の進捗を確認したら、
「ここだけをやって欲しかったのに、別のところまで手を加えられてしまった…」
「これは頼んでないのに、頼んでいない別の部分も進められてしまった…」
ということもあります。
これは、「相手にちょっと手伝ってもらおうと思ったのに、相手が気を利かせて、やらなくていい部分まで仕事をした」ということです。
気を利かせてやってくれる…ということは、本来良いことなのですが、責任がとれない範囲にかかってしまうなら、それはやるべきではありません。
仕事を指示する側が気をつけるべきこと
仕事を指示する側・指示される側の双方がいやな気分にならないように、指示を出す側が気をつけるべきことがあります。
例えば、仕事を「頼む」なら、
- 「この部分の仕事をあなたに頼みます」と明確に伝える
- 仕事の内容以外の部分は相談してもらう
- お客さんが納得する質の判断は私(指示する人)がやる
と伝えることです。
仕事を「任せる」なら、
- 「この仕事はあなたに任せます」と明確に伝える
- お客さんが納得する質に責任をもってもらう
- 責任がとれる範囲で自由に動いてよいと伝える
- 責任がとれる範囲に迷ったら相談してもらう
と伝えることです。
特に、「お客さんが納得する質」の責任の所在を明確にする必要があるんだと思います。
「頼む」と「任せる」の定義を社内でする
スタッフに仕事を任せられるようになると、お互い仕事が楽しくなりますし、会社のレベルが上がります。
スキルや経験によって、できる仕事の範囲や柔軟性は変わりますから、「頼む」というのは、「任せられるようになる」ためのステップです。
ですから、
- 「頼む」→「手伝ってもらう」
- 「任せる」→「やり遂げてもらう」
の意味を、社内で定義して共有化する必要があると思いました。
小俣さんのブログで気づかせてもらって良かったです。
[…] 今日は妻の実家の田植えを手伝ったのですが、昨日のブログに書いた「頼む」と「任される」の違いを実感しました。 […]