意識できていなかった「頼む」と「任せる」の違い

20140517

こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。

ブログで、自分にとってかなりありがたい記事がありました。

「頼む」と「任せる」の違い

こちらのブログを書いている方は、プログラムもバリバリ作る社長です。私が勝手に尊敬している小俣さんという方です。

他人に仕事を振り分けたときに、それを「手伝ってもらう」のか「やり遂げてもらう」のか、お互い認識を合わせておかないと、後になって残念な結果になる…というようなことが学べました。

 

例えば、仕事の指示を出す側の人であれば、次のような経験があるかもしれません。

仕事を「任せた」つもりが「手伝い感覚」で仕事が進められてしまった場合

仕事を渡して、数日後に仕事の状況を確認したところ、

「え、ここまでしかやってないの?もっとやって欲しかったのに…」
「このクオリティじゃ、このままお客さんには納品できないな…」

といったことがあります。

これは、「相手に質の部分まで任せたつもりだったのに、相手はそこまでの意識はなかった」ということです。

その場合、もう一度指示を出し直すことになったり、指示を出した側が最終的な質を上げたりと、手間がかかります。

それだったら、最初から自分でやっていたよ…となってしまいます。

 

反対に、こんなこともあります。

仕事を「ちょっと頼んだ」つもりが「気を利かせて」仕事が進められた場合

頼んだ仕事の進捗を確認したら、

「ここだけをやって欲しかったのに、別のところまで手を加えられてしまった…」
「これは頼んでないのに、頼んでいない別の部分も進められてしまった…」

ということもあります。

これは、「相手にちょっと手伝ってもらおうと思ったのに、相手が気を利かせて、やらなくていい部分まで仕事をした」ということです。

気を利かせてやってくれる…ということは、本来良いことなのですが、責任がとれない範囲にかかってしまうなら、それはやるべきではありません。

 

仕事を指示する側が気をつけるべきこと

仕事を指示する側・指示される側の双方がいやな気分にならないように、指示を出す側が気をつけるべきことがあります。

例えば、仕事を「頼む」なら、

  • 「この部分の仕事をあなたに頼みます」と明確に伝える
  • 仕事の内容以外の部分は相談してもらう
  • お客さんが納得する質の判断は私(指示する人)がやる

と伝えることです。

仕事を「任せる」なら、

  • 「この仕事はあなたに任せます」と明確に伝える
  • お客さんが納得する質に責任をもってもらう
  • 責任がとれる範囲で自由に動いてよいと伝える
  • 責任がとれる範囲に迷ったら相談してもらう

と伝えることです。

特に、「お客さんが納得する質」の責任の所在を明確にする必要があるんだと思います。

 

「頼む」と「任せる」の定義を社内でする

スタッフに仕事を任せられるようになると、お互い仕事が楽しくなりますし、会社のレベルが上がります。

スキルや経験によって、できる仕事の範囲や柔軟性は変わりますから、「頼む」というのは、「任せられるようになる」ためのステップです。

ですから、

  • 「頼む」→「手伝ってもらう」
  • 「任せる」→「やり遂げてもらう」

の意味を、社内で定義して共有化する必要があると思いました。

小俣さんのブログで気づかせてもらって良かったです。

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