二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
近所に気に入っている焼き鳥販売の店があります。
スーパーの外に設置されたコンテナボックスで、夕方ぐらいから焼きながら販売しています。
焼き鳥を注文し、スーパー店内で買い物をして袋詰め、店を出た頃には焼き鳥が焼けている、というのが理想の流れ。
ビールのあてにちょうどいいので、たまに買いに行くのですが、そこの店のおっちゃんが、とても不器用に思えるのです。
自分が買いに行ったとき、ほかのお客さんとのやりとりで、ときどき見る風景ですが、
客「今注文したら、いつごろできるの?」
おっちゃん「いつできるかわからないよ~」
客「買いたい焼き鳥、紙に書いて持ってきたんですけど」
おっちゃん「どれが何本あるか、わからなくなった~」
究極は、
客「…」
おっちゃん「今、いっぱい注文されてどうなってるのかわからないんだよ~」
と、いうときもあります。
多くの注文が入ってしまったとき、焼いてパックに詰めるのに精一杯で、新しい注文は受け付けられないと、そんな対応になります。
がっかりしたり、むっとして帰るお客さんも見かけます。
せめて、
『しばらく注文をうけつけておりません』
などの札でもあれば、そんな気分にさせることもなくなるのにな~と。
そんな焼き鳥屋さんですが
おいしさと価格のバランスもいいですし、
「つくね、いれておきました」
と、ちょくちょくおまけもくれます。
けして、悪い人ではなく、ただ人あしらいが得意でないだけなんだろうな、と。
何年も前からずっと続いているので、そんなことは分かっていて買っているファンが大勢いると想像できます。
私も好きです。
世の中のお店、みんながみんな愛想が良いのではなく、こういう店があっても当然いいんだろうなあと。
かなり個人的な理想像
個人的には、こういうおっちゃんのお店は、次のような姿が理想だと、勝手に自分で思い描いてしまいます。
- 不器用で一つのことを黙々とやる職人気質で寡黙な夫
- それをそばで支えるおとなしい化粧っ気のない奥さん
客が注文にいくと、奥さんが、元気すぎず丁寧なあいさつをしてくれて、
- 「かしら、塩で2本、皮、塩で2本…」と注文を繰り返し
- おっちゃんは、奥さんが繰り返す注文から、自分のペースで焼き始める
焼きあがったら、パックを受け取り、代金を支払い、
- 奥さんの落ち着いた「ありがとうございました」
- おっちゃんは、こちらに目もくれず、黙々と焼いている
- 焼き鳥は当然おいしい
こんな姿です。
ちなみに、酒田の国道7号線沿いの銀華飯店は上のイメージに近いですね。
[…] 以前、「不器用な近所の焼き鳥さんと、勝手に想像する理想像」というブログを書きました。このブログのお店はAコープみずほ店の敷地内にあった「達磨屋」さんのことでした。 […]