こんにちは、山形県酒田市のニゴロデザインの高橋です。
以前、夕方になると、やる気がガクっと落ちるっていうブログを書いたことがあるんですが、その理由はウィルパワーっていうのが関係してるらしいです。
ウィルパワーって聞いたことありますか?
フロリダ州立大学のロイ・バウマイスター(社会心理学部教授)という人が提唱している考え方です。
ウィルパワーを日本語でいうと意思力ということです。
ウィルパワーは朝起きたときに満タンになり、それがさまざまな要因で減っていき、ゼロになるとやる気が出なくなるというもの。
言葉だけ聞くと、ちょっと怪しい響きに感じるかもしれませんが、心のスタミナって表現している人もいます。うまい言い方だと思います。
ウィルパワーが減る原因
ウィルパワーですが、何をすれば減るのでしょうか?
減る要因ですが、
- 我慢
- マルチタスク
- 意思決定
などが挙げられています。
我慢によるストレスや、複数の仕事の同時進行はウィルパワーを消費するようです。
面白いのが意思決定をしても減るということ。
何かを決めるときにも消費するんです。
まさに、ぼくがそうなんですが、とにかく、一日中何かを考えて・決定しての繰り返しをしています。
スタッフから相談されれば、何かを決めて指示を出す。お客さんから打ち合わせの日程を聞かれれば、日時を決めて返事をする。
仕事の優先順位を決めたり、進み具合によってスケジュールを決め直したり、会社で起こる多くのことについて、最終的な責任はぼくにあるので、決定&ゴーを繰り返しています。
なので、夕方にはウィルパワーが枯渇して、やる気がなくなってしまうのもわかるんです。
もしかしたら、コーヒーメーカーで豆の濃さを選んで決めるだけでも、少しずつウィルパワーを消費しているのかもしれません。
年齢のせいでなく環境のせいと考えれば気持ちも楽になる
最近、「プログラムに集中できないんだよな~」とぼやくことが多いです。
ウィルパワーの考えに基づくと、プログラミングだけに専念できていた頃と、会社の経営をやっている今では、頭の使い方が変わってるんです。
なので、やる気や集中を持続する力に変化が起こるのも当然で、それがプログラムに集中できない原因なんだと思います。
年齢のせいじゃないと思えると、気持ちも楽になりますね。
「昔はもっと仕事に集中して向かえていたのに、最近は昔みたいに愚直に動けなくなったな…」と思っている人がいても、それは本人の性格の問題ではなさそうです。
ただ単に、仕事での立場や役割、環境が変わったせいかもしれませんよ。
[ ロイ・バウマイスター (著), ジョン・ティアニー (著), 渡会圭子 (翻訳) ]