こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
この写真は鳥海山です。北庄内の人はとってもなじみがある山だと思います。南庄内の人にとっては月山ですかね。
当社にホームページのお問い合わせをいただき、依頼者の方に実際にお会いして、どんなホームページにしたいのか?などを伺う際、
「できれば地元の会社のほうが良いと思って相談したんですよ」
と言われることがあります。
今月、他の業種の方とお話をしたときも、複数の方が、「うちもお客さんから、地元だから…という理由で選ばれる(ことがある)」と言っていました。
通信技術が発達した現代において、物理的な距離の短さ=地元が、セールスポイントになるのかどうかを考えてみました。
距離からくる負担と地元の強み
交通費や宿泊費などの経費
まず大きいのが経費。東京から酒田に来るだけで、飛行機で往復4万、鉄道でも2万円強かかります。宿泊をいれれば、そのぶんも加算されます。その費用が、商品やサービスの代金にプラスされます。
地元であれば、その費用が不要です。
コミュニケーション
長期の仕事の場合、途中で何度も打ち合わせが必要になります。「すぐ会って打ち合わせしたい」という要望に、遠くの会社ですと応えるのが困難になります。
近くにいれば、都合をつけるのが比較的容易です。
アフターサポート
商品やサービスに不具合がトラブルがあって、最初に頼んだところに相談したいのに、距離の問題ですぐに駆けつけられない場合があります。駆けつける出張費用も高くなります。
地元であれば、普段の営業エリアから大きく外れないのでフットワークが軽くなります。最初に頼んだときと同じ人が来てくれたりなんかしたら安心です。
「早く帰りたい…」
遠くから担当者が来ている場合、不慣れな地域・環境の中、帰りの時間を気にしながらの仕事になります。
地元なら、地元から自宅に帰るだけなので、遅くなったときの負担も軽くなります。
プロなので仕事はしっかりやってくれたとしても、後ろを気にしての仕事とそうでない仕事では、対応に少し違いが出てくるかもしれません。
で、地元のメリットって何よ?
地元のメリットを考えましたが、あえて言えば遠距離のデメリットの反対が、地元のメリット…なのかなと思います。
地元の会社だからこそ、小口の取引ができるとか、地域の細かい情勢に詳しいから有利とか、会社によってはいろいろあるでしょうけれども。
結局、あたりまえの結論になりました
遠くの会社に頼んだときのデメリットは、地元の会社に頼んだときと比較して、
- 費用がかかる
- 時間がかかる
ということなので、それを上回るだけの価値が提供できれば、そのデメリットはなくなる→地元のメリットもない、という当たり前の結論です。
反対に、提供できる価値にほとんど差がないなら、地元をもっとアピールして、商品やサービスの説明だけではなくて、すぐ近くにいる安心感と根拠を、ホームページや紙の広告で出さないともったいないです。
地元密着というキーワードが、「地元の会社なので安心です!」という意味に捉えてもらえるか、「地元でしか通用しない…」という意味に捉えられるか、自分たちも気を引き締めないといけないな…と思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。