こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
当社のような小規模の会社では、開発業務を進めるにあたり、作業のパートを完全に分業ができないのが現実です。
数人で開発の仕事をしている職場であれば、どこも似たような現状ではないでしょうか。「これを専門にやればOK」という環境を作るのは難しいです。
当社の場合、ゲーム、ホームページ、ネットサービス、紙メディアなど、作るものを一つに絞っていないのが原因でもありますが。
メインのスキル+サブのスキル
プログラマーはプログラミングだけをするのではなく、PhotoshopやIllustratorを使って簡単な画像を編集したり、ファイルのコンバートなんかができてほしいと思っています。
デザイナーはデザインができるだけでなく、企画力も必要ですし、取引先の取材をするなら、対人コミュニケーション能力とある程度の教養も必要です。
経理スタッフも、ホームページの手直しやお客様への提案資料のまとめをしています。
ドラクエのようなゲームで、回復魔法が使える僧侶が、ジョブジェンジで戦士になると、回復魔法を使いながら肉弾戦でも活躍できる…そんなふうになってほしいわけですね。
複数スキルを身につけると、作りたいものを自分だけでサクっと作れるようになります。
一人でゲームを作ろうとするといろいろ身につきます
私の場合、メインの業務はプログラミングですが、デザインもある程度行います。
子どもの頃から、どうしてもゲームが作りたかったのですが、それに必要なスキルが、「プログラム」と「絵を描く(作る)」ことでした。それを覚えないかぎり、自分一人では作れませんでした。
今も、ゲームのプロトタイプ(試作品)を作るとしたら、
- 面白いゲームを頭にイメージし、ゲームの企画を練る
- キャラクターや背景をデザインして、プログラムで表示したり、動かしたりする
- 音が入るだけで面白くなるので、BGMを選曲し、効果音を入れる
など、企画・プログラム・デザイン・サウンドについて知らないといけないので、それらの知識を身につけつつ、プログラム開発、画像編集や音声編集などのソフトが使えるように努力しています。
フラグ的なオプションスキルがあるといいかも
プログラマー・デザイナーといった大きなスキルのくくりに、プラスアルファになるような特技があってもいいです。
例えば、
- 声がいい
- 写真がうまい
- 料理が得意
- 日曜大工が得意
など、年に1回使えるか使えないかの特技があっても面白いと思います。自分のアプリに自分のボイスを入れたり、きっと、何か役立つときが来ます。
先日お会いしたウェブデザイナーになりたいという方は、シルバーのアクセサリー作りが趣味ということでした。自分が知る限り、周りにシルバーアクセサリー作りができるウェブデザイナーはいません。
自分でシルバーのアクセサリーを作って、自分でネットショップを作れば、売ることができますし、ユニークな存在だと思いました。
というわけで、少人数でもの作りを進めていくには、魔法戦士になっていく必要がある…というまとめになります。