ずっと忙しいのに利益が残らない仕組みが少し分かった

20130927

こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。

最近、風呂に入ったり、散歩しながら、ゆっくりと考えたことがあります。

「なんで、いつも仕事に追われているんだろうか…」

その理由が一つわかりました。

値付けセンスのなさ

理由は、自分の値付けセンスのなさです。

ホームページ制作業務

ニゴロデザインの業務のひとつです。

しっかりと頭で考えて立ち上げ、少しずつ育ててきた事業なので、利用者数も増えていて解約もほとんどないのに、ずっとバタバタしていて軌道に乗っている気がしない。

周りの人からは、

「なんだか、順調にお客さん増えてるみたいだね~」

と言われることもよくあります。

私は、

「でも、アフターフォローとか、やりたいことがあまりできていないんです、いつも時間が足りなくて…」

と答えることも多かったです。

それが、なぜなのかわかりました。

業務の効率化でハマった罠

それは、プログラムを改善して効率良く制作できるようにしたら、その分、価格を下げていたからです。

クイズです。

500円で作った商品が1,000円で売れているとします。

がんばって250円で作れるようになりました。

さて、いくらで売ったらいいでしょうか?

答え、1,000円。

※他社の価格設定や世の中の流れもあるので、極端な例ですけども

1,000円で売れる商品を500円で作っていたとして、自分たちの努力で250円で作れるようになったのなら、1,000円で売り続けてもいいのに、自分は750円にしたほうがいいと思って売っていた、、、そんなイメージです。

もともと1,000円で不満を言うお客様もいなかったわけなので、効率化で出来た時間は別の部分に割り当てできたんではないかと。

私自身がプログラマーだからというわけではないですが、

「この作業は、人手がかかるし、ミスも困るから、プログラムで自動化したらいいかも」
「プログラムで自動的にできるようになって、作業時間が1/3になったし、ミスも減った!わーい!」
「人手がかからなくなったから、値段もその分下げよう♪そのほうが、お客さんも喜ぶし、注文も増えるかもね」

5時間かかっていた作業が30分でできるようになったり、頭を悩ませなければならないところを、プログラムにサポートさせたり、様々な工夫で制作時間の短縮(=コスト減)をした結果、値下げとしてそのまま反映していました。

企業努力といえば企業努力なんでしょうけど、それが、お客様・スタッフ・会社にとって良い循環に繋がらなければ意味がありません。

今、アフターフォローに力を入れ始めているため、利益は変わらないのに、さらに人手がかかるようになっています。

効率化による時間短縮→値下げする
効率化によって人間ができることを増やす→値上げしない

これでは、だめですよね。

「安くしないと売れないのでは?」という不安

いろんな勉強会や他の経営者から「価格で勝負したらだめよ」と言われていたのですが、いつの間にか価格競争に自分から足を突っ込んでいたことに気づきました。

あらためて自分の値付けセンスのなさにガックリです。orz

このブログのテーマは「プログラマーが会社を始めて感じたことを素直に書く」なので、経営者として間抜けだったことを素直に書いてみました。

というわけで、明日は鳥海山に登って、反省してきます。

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