こんにちは、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
会社も新しい年度になり、あれこれ今年を考えるのに良い土曜日の昼下がりなので、技術者が経営を始めて感じたメリットとデメリットを考えてみます。※これを考えるのはこのブログのテーマでもあります。
強い思いや意志がなくフリーランスの延長のような感覚で会社を始めたので、その後いろいろ苦労していることは周りの知り合いは知っていますし、自分の性格による部分がかなりあるので、あまり一般化できないと内容ではありますが…
(多くても社内に5人ぐらいしかいない規模の地方の会社の話です)
メリット
業務効率化するちょっとしたシステムに敏感になるし、作ることもできる
「時間短縮」「間違いにくい仕組み」「自動化」などで経営にプラスになると思ったら、自分でフリーのシステムを組み合わせて社内に取り入れ効率化させられます。
ちょっとしたものなら作ることもできます。外に頼んだら何十万単位になるものも、自分の空き時間に作れます。
仕事の相談をされたときの意志決定が早くなる
仕事の相談をされているとき、できる・できないの判断がその場でできるので決定が早くなります。他社との価格で比較された場合に、その場で技術的な代替案を出しながら価格を調整できます。
試作して見せることができる
これは面白い・便利だから欲しい人がいるんじゃないか?と思ったら、自分でサクっと試作して見せることができます。自分の発想を形にするなら自分で試作するのが早いので、プログラマーで良かったなあと思います。
デメリット
自分で作り込むことが楽しいのでお金の不安が消えてしまう
制作が好きなので、「作ること=好き、お金の管理=嫌い」です。
再来月末お金が足りなくなるらしいからなんとかしなきゃな~と思いつつ、楽しいプログラミングに没頭し、お金の工面がギリギリになったことがこれまで何度もありました。
毎回反省しつつ忘れます。
お金の話が苦手
価格交渉そのものが苦手なのと、自分で売ったり値付けした経験が少ないので、金額の見積りそのものが得意ではありません。
また、自分で作った場合のコストを低く見積りがちになるので、あとで後悔することになったりします。
お金にキッチリしている技術者ももちろんいますが、お金よりも要望に対し技術で応えたいと考える技術者のほうが自分の周りには多いと思います。
技術でなんとかなると思っている
いいものを作れば売れる=お金になると考えがちなのですが、売ってくれる人がいないと、なかなか売れるものではありません。気持ちの面で、「作れる」ということが担保になって自信をもってしまいます。
また、近い将来の売上が見えなくても、いざとなったら長時間働いてプログラミングすればなんとかなる…と考えてしまいます。(昼間に商品を売る仕事ではないので、1日16時間プログラムとか可能なんですよね)
今日は7回目の結婚記念日なので、横手のホテルで温泉に入りながらのんびりプログラムをしています。ホテルの近くに、仕事で関わったオーダーシステムが入っているお店があるので、晩ご飯はそちらに行ってみようと思います。
[…] 技術者で経営者のメリットとデメリット(2013/4/6) […]