マンガが好きな、二人三脚のホームページ制作会社、ニゴロデザインの高橋です。
以前のブログに、カバチタレ!が好きで、続編が読みたい…と書いたら・・・
妻からサプライズがありました。
「特上カバチ!!」です。
自分のブログに欲しいものを書いておくと、妻から届くというシステムみたいな感じです。
以前、その大好きなマンガたちのおかげで、ぼくの考え方に役立ったことがありました。
今回のブログでも、役に立ったことを書いてみます。
会社内の雰囲気づくり
会社内の雰囲気って、仕事が楽しくやれるかどうか?につながる大切な要素です。
雰囲気が良いと、
- 出来上がりのいいものを、みんなで褒めあえる
- 困っているときに助け合える
- お互いが相手に気を配るので、ちょっとしたつまづきが減る
- お客さんに好印象を持ってもらえる
など、ものづくりをしている会社には、こんなメリットがあると思います。
雰囲気が良い→コミュニケーションが増える→さらに雰囲気が良くなる・・・という好循環になります。
反対に、ぎくしゃくしている雰囲気では、コミュニケーションが足りなくなることで、良くない雰囲気へ悪循環になります。
会社内で仲良くする必要があるのか?
数年前、とあるスタッフと話していたとき、
「私は、会社内で仲良くする必要はないと思っています」
と言われたことがあります。
自分は「仲良くしておいたほうがいいに決まっている」と、何の疑問もなく思い込んでいました。
なぜ仲良くしたほうがいいのか、このときはうまく説明ができませんでした。
自分の常識=他人に常識ではない、ということですね。
でも、答えになるのかわかりませんが、ヒントがマンガに書いてありました。
マンガ「検察官キソガワ」第1巻
検察官キソガワというマンガです。
木曽川という検事と、容疑者とのやりとりから、根本にある人の感情・心情を描いて、事件の原因に迫る内容のマンガです。(全5巻で完結)
単行本1巻に、こんなストーリーがありました。
傷害事件を起こした女子高生がやってきて、刑事さんに質問します。
女子高生「どうして人を殺しちゃいけないんですか?」
でも、みんな女子高生を納得させられる答えができないんです。
刑事「人を殺しちゃいけないのは、当たり前なの」
刑事「人は他人を思いやる心を持っている。人間だからこそ、人間を殺しちゃいけない」
刑事「命は尊いものだから、命は奪っちゃいかん」
女子高生は「納得しなければ、何も話さない」と言って、刑事さんたちは困ってしまいます。
そこにたまたま通りがかった木曽川に、刑事さんがヘルプをお願いしてきます。
木曽川は「私は法律家だから、法律家として話す」と前置きし、
- 法律では人を殺すと罰せられる、ではなぜ罰せられるか?
- 罰があるということは、すなわち人が人を殺してきたということだ
- 人を殺しても罰せられないということは、自分も殺される可能性が高いということだ
- 常に人に殺されることにおびえ、殺されないように注意を払うには大変なエネルギーが必要だ
- そんな事にエネルギーを使うのはかなわない
だから、
- 『俺はあんたを殺さないから、あんたも俺を殺さないでくれ』という約束を結んだ
ということを話します。
女子高生は納得はしないけど、及第点はくれる…という場面です。
会社の雰囲気がいいほうがいいのなら…
「なぜ人を殺しちゃいけないか?」ということと、「なぜ、会社で仲良くしたほうがいいのか?」ということは、かけ離れているような気もしますが、会社内の雰囲気がいいと仕事に好影響がある、と考えるのであれば、
「私もあなたのことを気に掛けるから、あなたも私のことを気に掛けて、お互いいい関係でいましょう」
ということを、お互い了解しあう、ということになるのかな?と思います。
(法律じゃないので約束ではないですけども)
「みんなから気に掛けて欲しい」という欲求は、「自分も周りに気を配る」という行動で、うまくいくようになると思います。
自分は職場などでコミュニケーションをとるのがヘタだ・苦手だ、と思っているのなら、
- 他人に興味をもつ
- 笑顔でしゃべる
- 他人の考えを尊重する
こんなことをくり返していくといいです。
「他人に気に掛けてもらわなくていいから、自分も周りは気に掛けない…」という考えも以前は受け入れていましたが、今はあり得ないかな?と思ったりしています。